消化器科のよくある症状

当院の消化科の強み

  • 消化器内視鏡専門医による
    苦痛を抑えた胃カメラ検査を実施。
  • 消化器内視鏡専門医による
    的確な早期診断が可能。
  • 鎮静剤の使用や、口からのスコープ挿入が苦手な方のために鼻からの挿入にも対応。
  • 最新の内視鏡システムの導入により
    消化器疾患の早期発見・早期診断が可能。
  • 土曜日の胃カメラ検査が可能。
  • 消化器外科専門医による腹部手術後の
    加療や肛門診療を実施。
  • 検査終了後、そのままリカバリールームで
    お休み頂けます。
  • お電話で予約をおとり頂けます。

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胸焼け・胃もたれ

上腹部は胸やみぞおち(心窩部)を指し、呑酸(酸味や苦味がこみ上げてくる)、げっぷ、みぞおちの痛み、胸焼けなどの症状が挙げられます。
咳が長引く場合は食道の疾患も考えられますが、炎症などの病変が見られない場合は疾患ではなく機能的な問題が疑われます。
食道がんや胃がんの通過障害によって同じような症状が現れる場合もあるため、胃カメラ検査で食道の粘膜を確認することが必要です。

代表的な疾患

機能性ディスペプシア、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎食道がん胃がんなどがあります。

腹痛

腹痛といっても、どのあたりが痛いのか、どのような痛みなのかによっても疑われる疾患が違います。その他にも、基礎疾患の有無や痛みの持続時間等によっても異なります。

代表的な疾患

消化器疾患の代表的なものは、胃潰瘍十二指腸潰瘍胃炎、胃アニサキス症、膵炎、虫垂炎(盲腸)、胆石・総胆管結石、逆流性食道炎、胆のう炎、大腸憩室炎、虚血性腸炎、感染性腸炎などがあります。
消化器以外の疾患では、子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣腫瘍茎捻転(らんそうしゅようけいねんてん)・子宮外妊娠・尿管結石・膀胱結石などもあります。

便通異常

便通異常は、便秘と下痢を交互に繰り返す、残便感がある、便が出ても細いなどといった異常が起きます。
急性と慢性があり、それぞれ懸念される疾患が違ってきます。

代表的な疾患

潰瘍性大腸炎・クローン病、便秘症、過敏性腸症候群、大腸がん、大腸ポリープ、感染性腸炎・食中毒などがあります。

健康診断や検診、人間ドックで
異常や要精密検査の指摘を
受けた

疾患の確定診断には精密検査が必要となる場合が多いですが、多くの疾患は初期段階では自覚症状が乏しく、早期発見が難しいものです。健康診断などで精密検査の指摘を受けた場合には、必ず受診して精密検査を受けるようにしてください。内視鏡検査を受け、問題がないと診断されることで患者様の不安の解消につながります。

主な異常の指摘

ピロリ菌感染検査陽性、肝機能異常、便潜血検査陽性、胃レントゲン検査異常などがあります。

食欲不振・体重減少・貧血

食欲不振や体重減少といった症状は、精神的に大きな負荷がかかっている場合に起こりやすいですが、消化器疾患が原因で起こる場合も考えられます。また、貧血の症状としてめまいや立ち眩み、息苦しさ、頻脈があります。
ただの貧血だからと放置してしまう場合もありますが、消化器官の出血(消化管出血)から貧血が生じる場合も疑われるため、お早めに当院へご相談ください。

代表的な疾患

胃潰瘍十二指腸潰瘍慢性胃炎慢性便秘胃がん・大腸がん・膵がんなどがあります。
消化器以外では、血液中の電解質異常、薬の副作用、甲状腺疾患などの疾患でも同様の症状が現れる可能性があります。

血便・黒色便

血便とは便に血液が混じっている状態のことであり、便に付着しているだけのものや粘血便、肛門から血液だけが出てくるもの、便が全体的に赤黒いもの、黒く粘り気のある便(タール便)なども含まれます。
その他、血液が目に見えなくても消化管からの微量な出血があり、便潜血検査陽性と指摘されることもあります。受診の際には医師に血便の様子を細かく伝えることで、正確な診断が可能となります。
具体的には、血便の色や特徴、頻度、痛み(お腹の痛みや肛門の痛み)などです。早期に適切な治療を必要とする疾患も多いため、気になる症状がある場合にはお早めに当院へご相談ください。

代表的な疾患

潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患、大腸がん、大腸ポリープ、憩室出血、虚血性腸炎、胃がん胃潰瘍十二指腸潰瘍いぼ痔切れ痔感染性腸炎などがあります。

のどや食道のつかえ感

嚥下困難、のどの不快感、つかえ感、食べ物が飲み込みにくい、食事中にむせやすいなどがあります。加齢による筋力の低下や過度のストレスでも起こる症状ですが、咽頭がんや食道がんによって起こる場合があるため、食道やのどに違和感がある場合は胃カメラ検査で粘膜を観察する必要があります。

代表的な疾患

食道アカラシア、好酸球性食道炎、食道がん・咽頭がん・喉頭がん、咽喉頭異常感症があります。消化器以外の疾患では、心筋梗塞や狭心症などの心疾患も考えられます。

黄疸

尿が濃い、白目が黄色い、顔色が黄色っぽいといった症状が黄疸の特徴です。ご自身では気づかない場合が多く、周りの方から指摘されて初めて気づくことがほとんどです。
黄疸は体質的に起こりやすい方もいて、特に問題のない場合もあります。しかし、疾患が疑われる場合には速やかに受診することをお勧めします。

代表的な疾患

アルコール性肝炎、肝硬変、ウイルス性肝炎(A型肝炎・B型肝炎・C型肝炎など)、胆管炎、総胆管結石、肝臓がん、胆管がん、自己免疫性肝炎などがあります。

心窩部痛(胃痛)

みぞおち周辺に痛みが出る場合は、胃の疾患が疑われます。その他、膵臓や食道、肝胆道系の疾患も考えられます。ただし、みぞおちの痛みは市販薬によって解消されることが多く、がんなどの重大な疾患の場合でも一時的に改善が可能です。
そのため放置してしまい、病気を進行させてしまうこともあります。胃痛が続く場合には市販薬を服用するのではなく、早めに当院へご相談ください。

代表的な疾患

急性胃炎胃がん逆流性食道炎食道がん、十二指腸がん、胃潰瘍十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシア、腸閉塞、急性虫垂炎(初期症状)、膵がん、胆のうがん、大腸がん、急性胆のう炎、胆管がん、肝臓がんなどがあります。

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